ジェネッタの日々あれこれ

休日などの備忘録、面白かった本の感想など、メモしてきます。

もうすぐ投票日

なんかこう、色々書こう書こうと思っていたらいつも思いが溢れてしまって数ヶ月書けなくなるパターン、どうにかしないものか(^O^;)今日は一本に絞ります。


 
 さて、明日はいよいよ衆議院選挙投票日ですね。皆さんは期日前投票などすまされたでしょうか?僕は明日投票しようと思いましたが、入場整理券が急に見つからなくなってしまい、おろろろろ〜でした。で、今見つかってこれ書いてます。

 

 皆さん、どこの党に投票しようとか、どこなら自分の気持に近い候補かとか、考えましたか?僕はといえば、今回の衆議院選挙ほど、人生で心動かされている選挙はありません。 

 

 ここのブログにも書いてますが、僕が「政治」ってものを、より自分の問題として考えるようになったのは、おそらく安倍政権誕生以降のことだと思います。

 

 消費増税アベノミクスしかり、秘密保護法→安保法制→共謀罪違憲立法しかり、種子法・TPPなどのネオリベ政策しかり、社会保障の削減しかり、安倍政権は惚れ惚れするほど批判しかできない政権でした。

 

 何よりもここ五年間で、「排除」と「分断」の論理が市民レベルで突き進んでるんですよね。

 

 弱い立場にいる人が、勇気を出して声をあげようとすると、ネットを中心にすぐに多くの人間が嘲笑し、その声を抹殺する。そういうのが日常茶飯事になっていて、何とも息苦しい。こういう社会を変えていこうって、最初に呼びかけないといけないのは政治家だと思うんですけどね。少なくとも自公政権はその声を利用して体制を維持している。


 実際そうでしょう。安倍政権の支持率が上がる時っていつも中国や韓国、北朝鮮と揉め事があったときです。冷静に対話をするんじゃなくて、恫喝するぞってパフォーマンスを日本国民に示すことで、我々市民は日頃の鬱憤を晴らし、実際の足元(生活)を見ようとしない。さらに苦しめられるのは在日コリアンなどのマイノリティ。物理的暴力も含め、そういう負の連鎖を何年も続けてる。

 

 そういう状況、やっぱりおかしいと思いました。悲しいし、変えたいと思いました。

 

 ただ、個人的な事情や感情もあり、実際に表にたって行動を起こすのは勇気がいりました。

 

 そうした僕の内向きな気持ちを変えてくれたのが、安保法制での国会前での運動はじめ、街頭で真剣に今の状況を変えようとする市民、そして野党の方々でした。

 実際のところ、野党間の問題意識の差はもちろん、市民間の間でも今の社会への認識の差ってけっこうあります。例えば民進党と共産党には消費税や日米安保の考え方に大きな隔たりがある。
 市民にだって、主に原発に関心ある人がいれば、中東の歴史文化に関心のある人もいる。天皇制を肯定する人もいれば、そうじゃない人もいる。僕自身もゆずれない一線があり、時には身近な市民に対しても反発することがあります。人間一人ひとり違うのだから当たり前だし、単純に「野党」とか「市民」とかって区分けはできないのです。

 

 でも、憲法に抵触するような、日々の暮らしや人生に大きな禍根を残す法案を与党が押し通すときは、一致団結して抵抗する。そうした活動をずっとやってきた彼ら・彼女らを素直にかっこいいと思った瞬間があったのです。人間色々だけど、重大な局面では行動に起こす(抵抗権)、これこそ民主主義ではないかと強く心を動かされた局面がありました。

 

 なので、今回の衆議院選挙では、僕なりできる行動は行ってきました。まだまだ人と正面向けて行動したとは言い難いものがあるけど、今の時点からすれば大きなステップだったなと思います。前に踏み込んだことで、今まで気づけなかった友人・知人の新たな一面を知ったり、街頭で選挙に向けて奮闘する市民へのリスペクトが深まりました。これは僕自身の人の見方にも変化をつけました。まだまだだけど、若干、ちょびっとくらいは人を受け入れる余裕はできたかな(笑)

 

 というわけで、色んな感動的な場面を見て、もうすぐ投票日になってしまうのですが、今回は思いっきり願いを込めて投票しようと思います。鉛筆折れるぐらい、魂こめます!
 
 日本の民主主義が終わる瀬戸際なので、選挙の結果がいい方向に向かってくれることを強く祈りますが、どんな結果になろうと、次も頑張るぞという気持ちで、人と向き合える人間になりたいと思ってます。ではまた。